恩納村は屋嘉田潟原における「夜の干潟ガイド講座」、私たちの担当分は
今日で最終回。そして潮位の関係で、今回は昼の海歩きになりました。
曇り空だけれども、思ったよりも気温が上がって、
いや?今日も面白い生きものをたくさん見つけてしまった!?
まずは恩納村ふれあいセンターで座学から。今日の担当はN、お題は「危険生物」。
海の危ない生き物の話を、た???っぷりといたしました。
ガイド講座ですしね、ガイドのネタとか技術の以前に、フィールドを案内する上での、
危険な生物、危険な場面、そして事が起きたときの対処方法を「知っておく」ことは
やっぱりとても大事。
1時間ちょっと話をしたあと、今日は南側の浜に移動しました。
今日はMもついて歩いて、生物写真撮りまくろうっと。
リュウキュウスガモの種がそこかしこにこぼれていました。
真ん中から小さな葉が見えています。若葉ですね。
アーサにおおわれた岩礁の上には、もうイソアワモチがたくさんいて…
大きいのも小さいものも。気をつけないと踏んじゃうよー。
岩をめくればタカラガイ。上はハナビラダカラの、まだ若い個体。
下はナツメモドキかな?
お、ソデカラッパの…甲羅が黒い個体だ!こんな色初めて…
コアマモの群落にしゃがみ込んでよく見ると、花がついていました。
黄色い穂のような部分ですよ。
海草のちぎれた葉っぱを背負って隠れていたつもり…の、ミゾカイカムリ!
ひっくり返した所です。3・4番目の足で葉っぱを引っ掛けていました。
おぉ、また変わったカニシリーズ。
甲羅が真っ平らでものすごーく平べったい…ヒメソバガラガニ、もしくはその仲間。
どれくらい平べったいかというと…これくらい。お腹を見たら雌でした。
あっこれはNもMも初めて見た!!ニセジャノメナマコだー
岩の裏側に隠れていました、ウズイチモンジ。
おぉっまた、これもたぶんミゾカイカムリ。
こちらはカイメンを背負っています。目がかわいい…
チドリミドリガイだ?。ウミウシの仲間、ペアで居ました。
これ、背中の縦のとじ目をそっと開くと、濃い緑色。
ここに葉緑素を持っていて、光合成をするんですね。…って、え、葉緑素?
そう、サンゴのような藻類との共生、ではなく、かじった藻類の細胞内の葉緑素を、
自分の細胞内に取り込んで、それを活性化して光合成に使ってしまう!という離れ技。
もはや、文字通りの「動植物」?!
人間もそうなったら、お腹すいたとき便利なのにね。?
干潟の小さな生きものたち、彼らの生き方はみんなすごいです。
さて、この日はこの後に、もっと珍しいカニが登場?!それは明日へ続く!