Mが講師を務めている珊瑚舎スコーレの生徒たちと、
今日は朝からフィールドワーク。
来月10?11日に行われる年度末の学習発表会「うりずん庭」で
波打ち際博物館という展示コーナーを作ることになっており、
今年は「砂浜の砂」をテーマにしてもらいました。
そう、砂浜の生物、ではなく、砂浜の砂。
那覇から出発して、まずは瀬長島へ。
…あ、駐車場になんだか猫がたくさん?!
どっしりと立派な猫が多かったなー。
しゃがんで写真を撮ろうとしたら、近寄って来てくれました。
さて、空港側の浜辺で、波打ち際から砂をスコップにひとすくい。
砂のサンプルとして採集します。
島をぐるっと回って、豊崎側の浜でも採集。それだけでも、砂の雰囲気や
打ち上げ海藻の種類が違うんですよ。
那覇空港の拡張が決まったら、この浜や干潟の景色も変わってしまうんですね…。
次は人工ビーチ。2010年にできた豊崎美らSUNビーチです。
まぁ確かに、広くて真っ白で、きれい。のびのびして気持ちがいい?。
でもねー、ヒト以外の生き物の姿がほとんど見られなくって、実はMにはちょっとツマラナイ。
ここでも砂をひとすくい。
こういう人工ビーチ、観光客や県内の家族連れなどが、気軽に海で遊べる場所としては
良いと思うんです。この島に、数カ所あるくらいだったら。
…しかーし、2010年末時点の沖縄本島だけで、38カ所、さらに10カ所計画中という。
これはやっぱり、いくら何でも作り過ぎだと。
もともと自然にあった浜を埋め立てて、その先に人工的にビーチを作る。
人工ビーチの砂は、島の周囲の海底から堀り上げて持って来たサンゴ礁の砂。
そういうものごとの全体が、海の環境にどんな影響を及ぼしているか、ろくに調べられて
いないんですから…。
もう少し、本来の島の自然に寄り添った、上手な海辺の活かし方を、考えましょうよ、ねー。
…とグチを言いつつ、次も人工ビーチ。こちらは2006年にできた美々ビーチいとまん。
びびびーち、って言いにくいけど、覚えやすいではある。
(Mは始め、ちゅらちゅらびーち、かと思ってた ?)
砂を補充したてだったのか、豊崎美らSUNビーチよりも砂が新しい?感じ。
こういう小さな貝殻たちがたくさん見つかるのは、サンゴ礁の深場の砂。
つまりは人工ビーチならではなんです。
生徒たちと、砂をいじっていて、ふとビーチの向こう側を見ると…
おお、ウェディングの撮影中だ!私たち背景に写り込んでる?!ごめんなさ?い?
どうぞお幸せにねー?
さて、さらに西海岸を南下して、とりあえず名城ビーチに行ってみたら、
門が閉じられ人も入れない。仕方ないので少し戻って、北名城の浜に下りてみました。
岩礁は一面のアーサ。で、アーサ採りの方がいました。いいですね?採り放題。
クロサギが、エサの小魚を探していましたよ。
今回、実は砂を採集する他に、イソアワモチを探す!という目標を持った生徒がおりまして。
で、この雰囲気の岩礁には必ずいるはず!と探したんですが…なぜか全然見つからない。
小雨模様でお天気があまりよくないから?出歩く時間帯がまだだった?いやそんなこと
ないよなぁ、おっかしいなぁ…と探しに探して、ようやく見つけた1個体。
もんのすごく、小さい!
写真に収めて、またそ?っと岩の上に戻してあげました。
とりあえず前半はここまで!
後半につづく?。