親戚に呼ばれでもしなければ、訪れる機会のなかったであろう、仙崎。
Nにとっては、実は祖父の足跡を辿ることにもなったのでした。
仙崎の民宿より、朝日の眺め。
民宿の厨房裏に、朝届いていたトラフグー!
はい、昨夜はフクさしをちゃんと一口頂きました。ごちそうさまでした。
で、今日はもうフリーなので、列車までの時間、ぶらぶらと仙崎まち歩き。
港沿いを歩いていくと、「海外引き揚げ上陸跡地」の碑が。
仙崎港は、終戦時の引揚げ港だったんですね。
で、実はNの祖父が、ここの復員援護局で働いていた記録があるのだそうです。
そういうことを、今回の法事の親戚から伺っていて、では行ってみなければ…という次第。
仙崎の北の端まで来ました。
橋を渡った向こうが青海島(おうみじま)。水はなかなかきれいですよ。
まちなかを歩くと、時々猫に出会います。
今日は風が冷たいけれど、日向はそこそこ暖かい。
中央に「みすゞ通り」が一本通っています。
とにかくここは、金子みすゞの里。どこもかしこも、金子みすゞ。
家の前に、軒下に、塀の上に、壁面に…
みすゞの詩を描いた札がひょいとかかっているのです。
これはMがとても好きな詩「積った雪」。
石碑付きの立派なタイプ。
金子みすゞ記念館に入ってみました。
Mの遠?い文学少女時代、みすゞの詩は結構好きでした。
でも、すごく感性の人なんだな?というほかには、夫に詩作を認められずに
若くして自死を選んだことくらいしか知らず。
みすゞの過ごした建物が金子文英堂として再現されて、記念館になっていました。
N、番頭さんになってみる。
みすゞの部屋だそうです。
建物のほかに、奥にはその生涯と作品を紹介した展示館もあって、思いのほか
見応えがありました。
追記:
記念館に行く前に、「まちなかギャラリー」というところを見に行こうとしたら、
改装中で入れず。
ここに、海外引揚げ当時の写真展示があるということで、それを見たかったのですが … 残念。
と思っていたら、4月2日の朝日.com に、こんな記事?がー!
行くのが1日早かったのね …?
続く。