スーパーで大粒のアサリを売っていて、
熊本産ということは有明海かな?
この写真は、貝殻が?濡れているうちに?閉じて、輪ゴムで縛った状態。
こうすると、蝶番(ちょうつがい)がこの形で乾いて固まってくれます。
蝶番は湿っているときは形を変えられますが、乾くとパリパリ。
貝殻を開いたままで乾かすと、この蝶番が割れやすく、殻がばらばらになっちゃうので、
二枚貝標本はこうして乾かすと良いんです。
ただ、殻の内側は見えなくなっちゃうので、内側を見たいときは開いて乾かして、
綿を敷いた箱に納めたりしますけれども。
で、なんで普通のアサリをわざわざ標本にしたかというと …
お味噌汁のお椀の中で、見つけちゃいました。
二枚貝に寄生するカニ、ピンノ。たぶん、オオシロピンノ。卵持ち!
アサリの身に対して、大きいですね?。
アサリの外套膜はカニが変形させていたのかなぁ。まあるく切れてるし。
ピンノの甲羅側。もう卵が目一杯。すごいね。
ちなみにピンノのオスはとても小さくて、
メスの入っているアサリどうやってか探し出し、
アサリの開いた口をつんつんと「マッサージ」して、するりと入り込み、
中に住んでいるメスと交尾をするんだそうです。
そうやってアサリからアサリを渡り歩くらしい …
昔の通い婚みたいね。?