カーミージー定点調査 の海歩きの続きです。

NもMも底生生物が専門なので、

ついつい「底もの」の無脊椎動物ばかりに目がいくのですが、

今日はわりと魚たちにも出会えました。

 

というわけで、 カーミージーの浅瀬で見つけた魚編!

これはいつものルリスズメダイと、下の方にはオヤビッチャの子どもかな?

 

岩の穴の中に … ギンポの仲間。目の周りがきれいね。

 

お、ゴンズイ玉!  触っちゃダメよ。

 

クリミミズアナゴも、今日は2?3回見ました。頭を砂の中に突っ込んで餌探し。

 

顔はこんななんですねー。

 

こちらはイシヨウジ。お腹がふくらんでいるので、卵を持った オス ですね!

タツノオトシゴも、このヨウジウオの仲間。どちらもオスが育児嚢という袋をお腹にもち、

メスがそこに卵を産みつけます。

オスは、ふ化するまで卵をお腹で守ってあげるんです。イクメン!

 

顔のアップ。模様もけっこう繊細できれいです。

 

波打ち際の近くで、枯れた葉っぱに似せてたて向きに泳ぐのは …

ヘコアユの幼魚でした。4個体だけの小さな群れ。元気に大きくなってねー。

 

さて、岸辺に戻ってきました。

この砂利まじりの砂地には、シオマネキ類がたくさん住んでいます。

この日見ただけでも、ルリマダラシオマネキ、ヒメシオマネキ、

オキナワハクセンシオマネキの3種類。

 

ヒメシオマネキのアップ。目ん玉に2本、まつ毛が!

 

潮だまりのはじっこに … 奇妙な丸い物体が … ええぇっ!?icon_eek.gif

 

ごろり … うっわーこれ、イソアワモチの特大な種類?!

なんか、10cm 近くありましたけれども …

ちょっと水を吸って膨らんでるようにも見えたのですが、

死骸ではなくちゃんと生きてました。

こんなの初めて見た …

カーミージーおそるべし。

 

陸に上がって、空がなんだか気持ちいい?

実はカーミージーの岩の上には登ったことがない!というトミサトさんを連れて

一緒に登ってみました。

 

カーミージーの岩の上から。

牧港側から見るとウシモーモー、という牛の角。牛の横顔に見えますか。

 

ここからの眺めはいつも素晴らしいです。

でも残念なことに、こんな岩の上にまで ゴミ が捨ててある …

タバコの吸い殻、ビールの空き缶、ビニール袋に入ってまとまったゴミ …

ゴミ拾いのつもりではなかったので、一度に全部は持ち帰れなかった。

また来なきゃいけません … 。

 

カーミージーの北側の浜では、牧港側に伸びる橋の基部の工事も行われています。

海水にずいぶん濁りが出ていますね。

海に伸びているパイプからなのか?

 

このパイプ、海水を吸い上げているのか、どこかに溜まった水を排出しているのか

よく分かりませんでしたが …

ちなみに、工事現場から何となく私たちを眺めていたような、工事の方々。

そのうちのお一人が、ふとタバコの吸い殻をポイ捨てしたのにNが気づきました。

 

Nが吸い殻を拾って声をかけようかと現場に近づいたのですが、どこに落ちたのか

吸い殻をうまく見つけられず、工事の方々も奥の方に立ち去ってしまった。

 

どうせ工事で埋め立てられる、だから構わないでしょうか。

いや、やはりポイ捨ての癖はやめましょうよ。

沖縄県には、ポイ捨てを禁止した「ちゅら島環境美化条例」もあるんですし、ね。