昨日、Mは珊瑚舎スコーレの授業の日。
たまたま同じ日に、別の小学校でNが行なう海の授業の視察に訪れていた
知人の研究者の先生が、なんと珊瑚舎スコーレの授業も見たい!とのことで
教室にいらしてくださいました。
その先生が持って来たのは…
これ何だか分かりますか?
ナメクジウオ、という生物の、樹脂浸透させた標本です。
ナメクジでも、魚でもありません。
左側が、頭です。長さは4cmくらい。
ナメクジウオ研究のK先生、短い時間でしたが、分かりやすくコンパクトに解説して
くださいました。
ナメクジウオは、脊椎動物が生まれる前の、でも脊椎動物に一番近い動物のグループ、
と考えられています。
脊椎、つまり背骨、の原型である「脊索」という管を一本持っているんですね。
脊椎に進化する手前の姿で現在まで生き続けた、つまり私達ヒトの直接のご先祖では
ありませんが、ご先祖をたどったところの傍系にあたります。
それにしてもK先生、ナメクジウオの話をしている時は目が輝いています。
ナメクジウオの仲間は、沖縄でも、3?5m程度の水深の砂地に住んでいるそうです。
生きている時は体が透明でとてもきれいだとか。見たみたいですね?。
この日は、一緒に来てくださった北洋サケがご専門のU先生にも、本当に一言でしたが
お話をして頂きました。
スコーレのみんな、美味しいサケの見分け方、分かったかな??
両先生、どうもありがとうございました!
ぜひまた、今度はもっとゆっくりとお話を伺わせてください!