今日は、コープおきなわ 中部北ブロックの皆さんの主催で

泡瀬干潟の観察会。

相談や下見のときから、スタッフの皆さんがとても熱心。

私たちも楽しみにしていました。

 

よく晴れて、素晴らしい観察会日和 3shizen01.gif?になりましたね!

 

今回は、事前学習と観察会がセットです。

午前中は沖縄市のコープ美里で1時間の事前学習。

沖縄の海辺の自然や泡瀬干潟の移り変わり、海岸ごみの話に危険生物まで、

盛りだくさんの内容になりました。

事前学習をやらせていただけると、こちらとしても嬉しい。2kimochi14.gif

私たちの準備の手間はその分増えるけれども、それは構わないんです。

 

何も知らずに海に行くと、ただ生き物を捕まえて遊ぶだけになってしまいがち。

前もって話を聞いていただくことで、観察のコツとか、自然や生き物たちの役割を

知ることができます。

 

知ってから実物を見ても、決してつまらないとか感動が半減するなんてことはなく、

むしろ「あぁ!これがそうなのか!」という「2kimochi25.gif」につながります。

観察のマナーや危険生物の話もじっくりお伝えすることができますしね。

 

 

そのあとお部屋でお昼ごはんを頂いてから、泡瀬干潟に移動しました。

空に雲が2すじ飛んで、さわやか。

 

いつもの沖縄市ITワークプラザの駐車場をお借りして、再集合したら、

 

NチームとMチーム、2グループに分かれて干潟に下りました。

 

子どもたちは目線が低くて、手が小さくて、大人にはとても捕まえられないような

甲羅が1ミリしかないくらいの稚ガニを、見つけてきます。すごいなー。

 

岩をひっくり返してみたら、大きいのもいましたよー!ミナミベニツケガニかな。

今日は立派な脱皮殻もありましたね!

 

まるで鳥が羽ばたいているような雲の下、気持ちいい。

 

コメツキガニ、ミナミベニツケガニ、ツノメガニ、ミナミコメツキガニ、ケブカガニ …

やっぱり干潟はカニ天国。

今日は、水っぽい砂地でユムシが伸ばしたベロ(吻)もたくさん見られました。

 

タカラガイもいましたね!これはナツメモドキかな。

他にキイロダカラやハナビラダカラも見つけました。

 

一番沖側の水際まで行ったら、サンゴ礁性の生き物たちが出て来ます。ミツカドボラです。

 

で、そろそろ戻ろうかーと言って砂地を振り返ると、

ミナミコメツキガニの食べた跡が、すごく増えているー!

この変化にはいつもびっくりです。

 

小さな子どもたちもいましたが、結局2時間たっぷり、干潟を歩くことができました。

2時間干潟を歩く、と言われると、初めての方には「え?長い?」と言われるのですが、

やってみればあっという間。「え、もう2時間ですか?」になるんです。1kao02.gif

でも真夏の昼間、熱中症だけは気をつけないとね。

 

終わったら、さすがにみんな疲れていたかな?よくがんばりました!

コープのスタッフの皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。

充実した企画をどうもありがとうございました!

 

 

私たちも家に帰ってひといき。

夕焼けの空に、雲がかぶさってすごい色。

上の雲から雨が落ちているのも見えますね。

 

やがて夕闇に変わるころ、

西の空には三日月が見えて、

まだ残っている雲から、カタブイの雨が落ちていました。

夏の空は、ほんとうに表情が豊かです。