今日も海の学習&観察会。
恩納村の塩屋と宇加地の子ども会主催です。
行く途中、入道雲が大きく発達して雨が落ちてきましたが、
現地はスッキリと晴れ!?
まずは塩屋の公民館に集まって、スライドを使って事前学習。
お昼の後の少し眠たい時間でしたが、みなさんがんばってお話を聞いてくれました。
そして、歩いてすぐ前の浜に下りました。
ここは砂浜と岩礁の海岸。浅瀬を歩いて生きものを探します。
おおっ、こんな岸の近くに、ヤクシマダカラ。
普通は、もう少し沖側のサンゴ礁に多い種類なんですけれどもね。
手のひらに乗せていたら、珍しく顔を出して歩き始めましたよ。
岩礁の乾いたあたりには、コウダカカラマツがくついていて、
左下の方に、不思議なうずまきが …?
他にもいくつか見つかりました。
よく見ると、小さなつぶつぶがたくさん入っています。
これ、コウダカカラマツの卵塊です!
大物のニセクロナマコを持ち上げて、かわりばんこに触ってみました。
石をひっくり返すと、隠れている生き物が見つかります。こちらには …
久しぶりに会いましたね、リュウキュウフジナマコ。
水中ではとげとげに見えるけれど、これ柔らかいんです。?
ほかにもカニダマシやケブカガニ、オウギガニの仲間、スベスベサンゴヤドカリ、
クロフジツボ、ニシキウズガイ、キイロダカラやハナビラダカラ、クリミミズアナゴなどに
出会いました。
毒針を持つイモガイの仲間、タガヤサンミナシの立派な貝殻も拾いましたねー。
岩場をぐるっと歩いて砂浜に出たら、みんなで波打ち際を掘って二枚貝探し。
イソハマグリがたくさんいましたよ!
持って帰りたい?という子には、「必ず、責任持ってちゃんと食べる?」
「うん!」
「じゃ、小さいのは浜に残してあげてねー。これから大きく育って、
卵を産んでまた増えるから。」
そういう採集のマナーも伝えられて、良かったです。
2時間ほど海を歩いて公民館に戻ったら、
お母さんたちがそうめんやスイカ、ミニドッグを用意してくださって、
みんなでおやつ。美味し?い!?
なかなか楽しい観察会になりました。
おやつを頂いて、締めの挨拶をしている頃に、夕立の雨。
今回は台風の来る前で、お天気にも恵まれて良かった?。
子ども会のみなさん、お疲れさまでした。どうもありがとうございました!
帰りの夕方、台風の余波の雲がかかり始めたのか、
絨毯のような低い雲が迫る西の空が、夕焼けで真っ赤に染まってきれいでした。