3日に 漫湖水鳥・湿地センター で打合せをした後に、
また木道を歩いてみました。
そのとき、珍しくシオマネキの交尾の様子が見られましたよ。
これは真っ赤なベニシオマネキ。
ヒルギが倒れているので、木道から建物がよく見えるようになりました。
木道です。
カメラが日差しに負けて、ちょっと色合いが変だけど(これでも少し補正済み)。
ミナミトビハゼが、ぴょんぴょんと歩いています。
木道の手すりが触っていられないほど熱かったんだけれども、
シオマネキたちは元気ですねぇ。
オス同士が近づくと、大きなハサミで牽制します。
ヤエヤマシオマネキです。ハサミの下がオレンジ色で、
よく背中に「小」みたいな斑点が出るのが特徴。
これはベニシオマネキ。ベニはハサミがオレンジ系ではなく真っ赤で、
背中の色合いは真っ赤だったり黒青まだらだったり様々です。
これは最近増えたシモフリシオマネキ。
ハサミと甲羅が白?灰色地に黒い水玉で、足は縞々。
これはシモフリの、まだ小さいこども。
これも近年急に増えた、リュウキュウシオマネキ。
ハサミがヤエヤマシオマネキと良く似ているんだけれども、
甲羅の襟の部分に黄色?オレンジ色の帯が入るのが特徴。
これもリュウキュウシオマネキ。
実はヤエヤマよりも眼柄(目の棒のところ)が太短いの、分かるかな。
あっかわいい!この、足がオレンジでつぶらな瞳のは、
どうやらリュウキュウシオマネキのこどもらしい。
お、ヤエヤマシオマネキのペア。
オスが、大きなハサミを小刻みに震わせながら、
メスを背中で押して巣穴へと誘導しようとするのですが …
なかなか入ってくれなかったー。
… と思っていたら、すぐ近くでヤエヤマの別のペアが、
変な姿勢 … オスがのけぞっている … あっ交尾中だ!
カニはお腹の「ふんどし」の内側に生殖器官があって、
オスの生殖器とメスの生殖口とを合わせて交尾をします。
しばらくのけぞり姿勢でじっとしていたけれど、
よいしょっ … と体を起こして、
無事に終わったようです。
交尾のあと、しばらく2匹で近くをウロウロして、
メスが巣穴に …
入っていきました。
この後もしばらく見ていたら、
メスはすぐ出て来てご飯を食べたり、
オスが他の大きいオスに追いかけられたり、
メスが近づいて来た別のオスを追い払ったり。
シオマネキの世界もいろいろと大変なようですが、
たくさんご飯を食べて、しっかり卵を生んで、
また稚ガニが見られるといいな。