15日に行われた、
沖縄県こども環境会議 の2日目です。
今日もいいお天気。子どもたちはちょっと寝不足??
今日がいわば本番のようなもの。
朝の開会挨拶には、漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会の会長でもある
豊見城市長が登場しました。
そして、各湿地のグループから活動発表がありました。
まず久米島のみなさんに、昨日できなかった湿地の紹介をしてもらい、
それから漫湖、喜如嘉、久米島の順でそれぞれの活動紹介をしてもらいました。
漫湖のエコクラブは、干潟で泥だらけになりつつごみ拾いの活動をがんばっています。
喜如嘉小では、毎週末、朝5:45にターブク(田んぼ)で野鳥観察!
久米島ホタレンジャーのみなさんは、渓流の自然や生き物たちを調べたり守ったり。
周りの大人たちのサポートもあるけれど、子どもたちの力は本当に素晴らしいです。
もう、私なんぞが何も言うことはないのだけれど、
一応コーディネーターとして大会宣言をまとめる進行をしなければ。
というわけで、ちょっと趣向を考えました。
大会宣言、今年は琉歌の形で作ってみませんか?
これ、昨夏の「美ら海子ども楽校」の企画をそのまま頂いちゃいました。?
みんなウチナーグチは使えないから、作るのは本当の琉歌とは言えないけれども。
琉歌は風景や情景と、心情を組み合わせて詠うもの。
自然環境 + それに対する心や気持ちを込めるのに、ちょうどいいかなと。
言葉数(琉歌では音数)が制限されるのも、かえって言葉に敏感になって
面白いかなと思いました。
でも、学校では琉歌はあまり習っていないようで、
みんな短歌(5 7 5 7 7)は知っているのに琉歌(8 8 8 6)は知らなかったですよ …
じゃ、作ってみましょうか。
昨日の夜にまとめたキーワードを参考にしながら、
グループで 8 8 8 6 の音にのせる言葉を考えてもらいました。
はい、大人チームにも考えてもらいましたよ!
なんとかそれぞれ1首ひねり出したところで、パーゴラの下でお昼。
午後の最初は気分転換もかねて、漫湖の木道観察。Nが案内しました。
喜如嘉や久米島のみなさんは興味津々。
今日もたくさんいました、ベニシオマネキ。
穴から泥を持って上がるヤエヤマシオマネキ。
白地に点々模様のシモフリシオマネキ。
甲羅の襟の部分に黄色いすじが入るのはリュウキュウシオマネキ。
あっ、ノコギリガザミがいた!片目でこっち見てる …
トントンミー(ミナミトビハゼ)の煙突状の巣穴の横腹に、
ヤエヤマシオマネキが巣穴を掘ってる?
トントンミー、ちょっと迷惑?(笑)
ドロアワモチもいました。漫湖の子どもたちが喜如嘉の子どもたちに
教えてあげていましたよ。
やっぱり自然の中に出ると、みんな元気になって楽しいね。
1時間ほどの木道散歩を終えて、さぁ最後の会議の時間です。
まず、各グループが作った琉歌を書いてもらいました。
・きれいな風景 生き物守って 渡していこう 残していこう
・みんなのために みんなで守ろう 豊かな自然を 次の世代へ
・ごみを減らして 生き物を増やそう 自然いっぱいの 湿地をつくろう
・野鳥の楽園 生き物大事に 自然がキレイな ウチナーの島
…… もう、言うことないですねぇ、ほんとに。
このままでも十分なんだけれども、一応一つにまとめてみる?ということで、
みんなでこの4首を眺めて、「みんなの気持ちや思いが表されるような」
1首に組み合わせてみることにしました。
この4首、どの言葉同士を組み合わせても歌になる!
そこで、いろいろな組み合わせを考えて出してもらって、
その中からこれ!というものを選んでもらいました。
単なる多数決にはしたくなかったので、少数意見も聞きながら修正を加えて、
1首、みんなで一致して選ぶことができました?。
じゃ、大きく清書して、みんなのサインをその周りに書こう!
みんなで読み上げて、今年の大会宣言ができました!
「きれいな風景 残していこう 自然いっぱいの ウチナーの島」
… というわけで、今年のこども環境会議も無事に終了。
環境省・那覇自然環境事務所長の講評(と自作の1首!)をいただき、
那覇市長からの閉会挨拶も代読していただいて、
記念写真を撮って、お開きとなりました。
参加したこどもたち、ほんとうにどうもありがとう。
サポートの大人の皆さん、お疲れさまでした。
これが、自然の大好きなこどもたちの気持ち。
大人たち!もっともっと、頑張りましょうねぇ?
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