さぁ今日からの数日間は、今年の海?3shizen23.gif?の観察会シーズン最後の山場?!

 

まず、「浦添市まちづくり基本計画」という、要はカーミージー周辺の道路・公園計画に

関わる皆さんと、フィールド現場の観察会です。

メンバーは、ワーキンググループに参加する地元市民、学校関係者、専門家、

そして浦添市の各課担当職員、コンサルタント会社のみなさん。

WGメンバーでもあるNとMがガイドを勤め、今日はカーミージーの海を

岸辺から海草藻場、沖合のリーフまで、じっくりたっぷり3時間コース。

 

お天気も何とか持ちそう。海歩きは曇?3shizen03.gif?っているくらいが楽ですね?。

 

道路工事現場前の駐車場で顔合わせをして、

 

まずは岸辺の後方礁原や湧水ポイント、次に藻場の方へと歩きました。

 

さっそく参加者が見つけたこれは、ナツメガイ、しかも生きている?!

これ、貝殻を持ったウミウシ、なんです。

いつもは死殻しか見ない種類。ふつう昼間は砂に潜っているらしい。

あ?時間があったら歩いているところの写真を狙うんだけど…

 

次に参加者が見つけたこのタイワンガザミは、2匹、ではなく。

脱皮直後!

上が脱いだ殻、下がまだ体の柔らかい本体。水分を吸って一回り大きくなっています。

 

海草藻場は、初夏の頃よりも生き物が少なめ。

今日は早めにリーフの方へと歩きました。

 

普段、海草藻場を歩く観察会ではなかなか行き着けない、沖側のサンゴ礁。

やはり生物の種類がサンゴ礁性・岩礁性の種類に変化します。

コシタカサザエや、

 

ヒメジャコガイ、

 

ヤクシマダカラ。

 

ウミウシもいました。たぶんコイボウミウシ。青いのと…

 

ピンクのと!

 

カニもいろいろ。これはイワオウギガニ。強そうです。

 

おおっ今日の危険生物、スベスベマンジュウガニ。

 

実はウミヘビも岩穴の中に見つけたのですが、隠れてしまって写真に撮れず。

そうこうしながら、岸に戻って来ました。

みんなで壊れた護岸の確認などしつつ、カーミージーの岩の方へ。

 

シャゴウのきれいな貝殻発見!カーミージーでは初めてかも。

ナツメガイにしろこれにしろ、先の台風で打ち上がっていたのかもしれません。

 

カーミージーの岩に到着。自治会長が「昔はこんなしてよじ上ったもので…」と岩登りを始め、

「かつての男の子」たちがみんな後に倣って登り始めました。

 

そして岩の上から、雄大な景色を確認。

この眺めは、いつまでも残したいもの。

 

振り返って、岩の後ろ側のビーチと埋立て地の間では、

橋脚を建てるための工事が進められていました。

 

この埋立て地…道路の海側に残る土地の活用について、

浦添市、地元市民、道路を造る国や県など様々な人達と、一緒になって

これから具体的に考えて行きます。

でも、その前に、そもそも海辺の自然がどんなしくみになっていて、

私たちはそれをどう守り、どう活かしていくのか。

今日の観察会が、そのためのイメージ作りのヒントになることを願いつつ。

ご参加の皆様、お疲れさまでした。どうもありがとうございました。