今日は?漫湖水鳥・湿地センター?で『カニ博士の部屋』がありました。
カニ博士のNと一緒に、いつもの野外観察だけでなく
標本を使ってカニの体をじっくり見てみよう、という企画。
みんなでカニの不思議を探してみよう??
センターのお二人には、前準備からとてもお世話になりました!
ミニ顕微鏡のファーブルや、トレーにピンセットやはさみ、ノギス、
カニの標本や参考図書、
博士のテーブルにはパソコンとガラスシャーレにピンセット、本格的な顕微鏡 …
なかなか研究室っぽい。
今日は少人数の親子のみなさんと一緒に、
ゆっくりじっくり、カニを調べてみます。
まずは木道に出て、アシハラガニ類が住んでいる場所を見に行きました。
たくさんいるアシハラガニ類。食事をしている様子をみんなで観察。
フタバカクガニもいました。甲羅が四角で、眼の下にある2つの切れ込みが
「二葉」と表現されて、この名前。
15分ほど観察したら、研究室に戻って、センターの方やNが事前に撮影しておいた
カニの映像を見ました。
カニが呼吸するときに起こす水流や、触角の動き、
餌を食べたり砂穴の泥を掘ったりするときの手足の動きを解説。
そのあと、いよいよ冷凍しておいたアシハラガニ類の標本を1匹ずつ配って、
思い思いに観察・解剖をしてもらいました。
高学年の子は、どんどん自分でカニの体を解剖して、
これは何?ここはどうなっている?と興味津々。
大人も子どもも一緒になって、カニをじっくり眺めてばらしてみる …
そして分からないことはすぐカニ博士に質問できる。
そんな体験、なかなかないですよねー。
Nの方針で、こちらから「まずここをこうして…次はここを見て…」とリードを
取るような進行は最小限にしていました。
参加者の方には、自分の興味のままに観察してもらい、分からないことを
その場で質問してもらいながら、時折みなさんに解説をする、というスタイル。
つまり、質問をすればするだけ、いろいろと教えてもらえる!という
参加者主体の講座です。
それでも、子どもたちはノギスで甲羅の大きさを測ってみたり、
脱皮する時に割れる甲羅の後ろから殻を開いて、内臓を確認してみたり、
ハサミや足の関節の動き方を確認してみたり。
カニの体の作りを調べて、話を聞くほどに、
「カニって、すごい!」
という声も。?
そんな風に、生き物の不思議に興味を持ってもらえたら、私たちも嬉しいです!
ご参加の皆様、準備をたくさんしていただいたセンターのみなさま、
どうもありがとうございました!