今日は?漫湖水鳥・湿地センター?で『カニ博士の部屋』がありました。

カニ博士のNと一緒に、いつもの野外観察だけでなく

標本を使ってカニの体をじっくり見てみよう、という企画。

みんなでカニの不思議を探してみよう??4seiza04.gif

130824_1

 

センターのお二人には、前準備からとてもお世話になりました!

130824_2

 

ミニ顕微鏡のファーブルや、トレーにピンセットやはさみ、ノギス、

130824_3

 

カニの標本や参考図書、

130824_4

 

博士のテーブルにはパソコンとガラスシャーレにピンセット、本格的な顕微鏡 …

なかなか研究室っぽい。7kurashi06.gif

130824_5

 

今日は少人数の親子のみなさんと一緒に、

ゆっくりじっくり、カニを調べてみます。

130824_6

 

まずは木道に出て、アシハラガニ類が住んでいる場所を見に行きました。

130824_7

 

たくさんいるアシハラガニ類。食事をしている様子をみんなで観察。

130824_8

 

フタバカクガニもいました。甲羅が四角で、眼の下にある2つの切れ込みが

「二葉」と表現されて、この名前。

130824_9

 

15分ほど観察したら、研究室に戻って、センターの方やNが事前に撮影しておいた

カニの映像を見ました。

130824_10

カニが呼吸するときに起こす水流や、触角の動き、

餌を食べたり砂穴の泥を掘ったりするときの手足の動きを解説。

 

そのあと、いよいよ冷凍しておいたアシハラガニ類の標本を1匹ずつ配って、

思い思いに観察・解剖をしてもらいました。

130824_11

 

高学年の子は、どんどん自分でカニの体を解剖して、

これは何?ここはどうなっている?と興味津々。

130824_12

 

大人も子どもも一緒になって、カニをじっくり眺めてばらしてみる …

そして分からないことはすぐカニ博士に質問できる。

そんな体験、なかなかないですよねー。

130824_13

 

Nの方針で、こちらから「まずここをこうして…次はここを見て…」とリードを

取るような進行は最小限にしていました。

参加者の方には、自分の興味のままに観察してもらい、分からないことを

その場で質問してもらいながら、時折みなさんに解説をする、というスタイル。

つまり、質問をすればするだけ、いろいろと教えてもらえる!という

参加者主体の講座です。

 

それでも、子どもたちはノギスで甲羅の大きさを測ってみたり、

脱皮する時に割れる甲羅の後ろから殻を開いて、内臓を確認してみたり、

ハサミや足の関節の動き方を確認してみたり。

 

カニの体の作りを調べて、話を聞くほどに、

「カニって、すごい!」

という声も。?1kao02.gif

そんな風に、生き物の不思議に興味を持ってもらえたら、私たちも嬉しいです!

 

ご参加の皆様、準備をたくさんしていただいたセンターのみなさま、

どうもありがとうございました!