夏休みの自由研究にいかが? その2…の続きです。
今日ご紹介する質問は、◎生き物や自然と、ヒトとの関わりについて。
質問を読むと、子ども達の発想の柔軟さがわかります。
質問の自由度を損なわないように答えの可能性を広げるのは、難しいけど、楽しい。
前回同様、1行目が子ども達からの質問。2行目は、自由研究として考えるときのヒントです。
・カーミージーには、食べられる生き物はいますか?
ヒトがたべられないものって、何だろう。毒は、食べたらダメなのかな。
・サンゴは食べられますか?
食べたヒトはいるかな。だれも食べないものは、たべられないものなのかな。
・ナマコは料理して食べられますか?
ナマコ料理は、何種類くらいあるだろう。どうやったら、美味しくたべられるかな。
・カーミージーのアーサで、アーサ汁何杯ぐらいできる?
君は、アーサをたっぷり入れるかな。お汁碗の大きさは、どれくらいだろう。
・なぜホラガイは、耳に当てると波の音が聞こえるの?
聞こえるのは、波の音だけだろうか。他の貝からは、何の音がきこえるかな。
・毒を持つ生き物がいても、危険じゃないの?
生き物は、毒を何につかうのかな。どうやって毒を使うのだろう。
・橋を作る所に生き物がいっぱい棲んでいたらどうするの?
大人たちは、生き物に気付くだろうか。きみ達には、何ができるだろう。
・もし橋がなかったら、カーミージーはどんな環境ですか?
橋を取り除いたら、自然環境は元にもどるだろうか。生き物は帰って来るかな。
・先生はジュゴンに会った事がありますか?
ジュゴンに会うには、どうやったらいいだろう。どこで会ってみたいかな。
・しかたに先生は、知らないカニなどいますか?
知らないカニがいるのを知っている。知らないカニを知ってる人も知ってる。
・カーミージーでめったに見られない生き物は?
たくさん住んでるけど、隠れたままの生き物って、どれくらいいるのかな。
・僕たち中1になってもカーミージーの勉強をするの?
中1になったら、勉強しなくても、自分でしらべられるようになるはず。
・コンクリートブロックが海の中にあったのはなぜ?
コンクリートが軟らかくて軽かったら、どうなるだろう。
・カーミージーのゴミ拾いボランティアってありますか?
ゴミを燃やしたら二酸化炭素が出るけど、どうしよう。
・なぜジュゴンは絶滅危惧種なんですか?
むかしジュゴンが暮らしていた場所は、今はどうなっているのだろう。
・ルリマダラシオマネキはなぜ絶滅危惧種なの?
ルリマダラシオマネキは、どんなところで暮らしているだろう。
・絶滅危惧種は普通の生き物になれますか?
普通の生き物って、どんな生き物かな。増えすぎたら、どうなるのかな。
・絶滅危惧種が絶滅するところは見られますか?
最後の1匹を、どうやったら見つけられるかな。本当に最後の1匹かな。
・生き物と私たちは、どう言う関係なのですか?
増えすぎて困ってる生き物はいるかな。私たちはどうだろう。
絶滅しそうな生き物の暮らしは変えられないけれど…、
自然を無駄使いしてる私の暮らしは変えられる。