港川小学校4年生の総合的学習の時間、カーミージー探検隊。
今年も始まりました。

カーミージーの海に観察に行く前に、カーミージーの海の特徴や、
イノーの生き物たち、そして私たちと海とのかかわりについて、
事前学習を行ないました。

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写真を使って生き物や海の説明をしたあとで、子ども達から質問を受けて、
わかりやすく丁寧にお答えします。みんな、興味津々。

ナマコはどうやって増えるの?
サンゴがサンゴ礁を作るなら、沖縄は今も大きくなっているの?
そして上の写真は、沖縄の東海岸に行ったら崖だったけどなぜ?との質問に、
琉球列島の成因から島の地形を説明しているところ。
みんな、プレートテクトニクスとか知ってて、びっくりしました。

いよいよ来週は海の観察会。これが終わったら、次は調べ学習のお手伝い。
家からたくさんの図鑑を持参して、各クラスを廻りながら、
子ども達が海で気付いた全ての質問にお答えします。
図鑑の説明では満足しない子ども達への説明は、真剣勝負です。
そのあとで、子ども達は新聞作りの出前授業を受け、3年生に向けてカーミージーを
紹介するための壁新聞を作ります。妹や弟への説明なので、気合いが入ります。
参観日に発表会があるので、探検隊をサポートしてくださった保護者の方々も、
子ども達の学習のまとめに参加することができますよ。
*企画の流れや学習指導案、関連資料等は、『海のがっこう』をごらん下さい。

カーミージー探検隊は、港川に暮らす子ども達にとって、大切な総合学習活動です。
海の話に先立ち、月曜日には、地元の港川自治会の会長さんを始めとする
お年寄りの方々が、むかしの港川の様子、子どもの頃の遊び、カーミージーの利用など
地域の暮らしや歴史についてお話されました。
近年は、海でのカヌー体験や、アーサ採り、海岸のゴミ拾いも行なわれています。
探検隊が始まって10年が過ぎ、最初の4年生はもう成人になりました。
彼らは、地域や、地域の海をどのように守り、伝えてくれるでしょう。

さて、来週はいよいよ海の観察会。今年の海では、どんな発見があるかな。