屋嘉田潟原で行われている夜の干潟ガイド養成講座、今宵はMの担当です。

夕暮れの干潟、夕日がきれいだった?!

そして…最近のナマコ話題とシンクロするかのように、ナマコがたーっくさん!

 

まずは恩納村ふれあい体験学習センターへ。

バレンタインデーなので、まずはハーシーのキスチョコをMからみなさんに?2kimochi01.gif

今日は海草について1時間ほどお話をしました。

 

それから、長靴履いてライトを持って、まだ明るい干潟へ。

 

イソアワモチ。岩盤の上でたくさんお散歩していました。

 

こぶりのタツナミガイを、見つけたよ?と参加者の方が持ってきてくださったのですが…

はいっと見せてくれるつもりで、ボテッ!と岩の上に放り落としてしまいました。1kao10.gif

もちろん、背中からじわじわじわっと紫の液が?

かーなーり大量放出。あ?ごめんね????2kimochi08.gif

たぶん、干潟にも生物にも馴れている方だったんですよね。

でも、やはり、生き物は丁寧に優しく扱ってあげましょうね。

人の手の高さから空中を落っこちる、なんてことには

海の生き物は適応していないはずなのでー。

 

さて、この屋嘉田潟原は海草類が上等に茂っています。

そして、葉っぱの上に住む小型の巻貝類もたっくさん。

黒いゴマのようなのや白いのや。

葉上動物群集、調べたら面白いはずー。

 

お、今日のナマコ一発目は、オニイボナマコ。

もちろん、ニセクロやクロもふつうにゴロゴロしてました。

 

なにか犬の鳴き声がするなーと思ったら、ガイド講座に乱入!2匹!

これなんですか?と参加者が手に取ってMの方に持ってくるものを、

犬たち、餌かなにかもらえるのかと思って匂いを嗅ぎにきたり、違うよーっと手を上げると

飛び上がろうとしたり…君たちちょっとお邪魔っ!

ま、Mの手もぺろぺろなめにきてくれて、かわいかったんですけれどもね。

 

ペアで見つかったネジマガキ。

 

こちらはクモガイのまだ角の発達しない若い個体。左のは、角のひだができかかってます。

 

だんだん日が落ちて、夕日の中の自然観察。

 

みんな下向いて生き物探してますけど、夕日、とってもきれいですよーっ

 

さてナマコ。大きい!ハネジナマコです。

 

岩の裏側に、これも殻がまだでききっていない、若いホシダカラ。

 

夕日が落ちて、夕焼けから夕闇に…このときの空の色も好き。

 

このけばけば物体は…アワムシロ。巻貝の殻にヒドロ虫が共生しているんです。

 

さてここからさらにナマコシリーズ。

まずはフタスジナマコ。たくさんいました。

 

これは何?…手持ちのどの図鑑にもないでござるよ。

追記:たぶんクリイロナマコ (Actinopyga)?属…肛歯あり。

 

チズナマコ(と思っているやつ)。

地図というより、滑走路と駐機場だね、と参加者の方。なるほど。

 

これは…図鑑だと、フタスジナマコの色違い、になるんだけれども、

雰囲気違うよなーぜったい…プロポーションがフタスジじゃないもの。

どっちかといえばチズに近いかなぁ。

というわけで、Mの中でフタスジ・チズナマコの分類問題 (Bohadschia属) は混迷の一途。

色・模様だけでは分けられないのかもしれませんけれどもね。

 

岩陰の水たまりに、イソギンチャクを2つ背負ったヤドカリが。

ソメン(訂正)カブトヤドカリとベニヒモイソギンチャク、という共生ペアです。

 

最後は、おぉ、ナマコの天敵!ナマコ食の巻貝登場。

ちょっと、殻口の形を確認しそびれたんですが、たぶんスクミウズラガイ。

 

で、この写真、ピンが甘いのは水面にピントが合っているからなんですが、

拡大したら気がついた。

おお、ライトに集まって水面をピンピン泳いでいたやつだー。

後でNに聞いてみます?。