屋嘉田潟原で行われている夜の干潟ガイド養成講座、今宵はMの担当です。
夕暮れの干潟、夕日がきれいだった?!
そして…最近のナマコ話題とシンクロするかのように、ナマコがたーっくさん!
まずは恩納村ふれあい体験学習センターへ。
バレンタインデーなので、まずはハーシーのキスチョコをMからみなさんに?
今日は海草について1時間ほどお話をしました。
それから、長靴履いてライトを持って、まだ明るい干潟へ。
イソアワモチ。岩盤の上でたくさんお散歩していました。
こぶりのタツナミガイを、見つけたよ?と参加者の方が持ってきてくださったのですが…
はいっと見せてくれるつもりで、ボテッ!と岩の上に放り落としてしまいました。
もちろん、背中からじわじわじわっと紫の液が?
かーなーり大量放出。あ?ごめんね????
たぶん、干潟にも生物にも馴れている方だったんですよね。
でも、やはり、生き物は丁寧に優しく扱ってあげましょうね。
人の手の高さから空中を落っこちる、なんてことには
海の生き物は適応していないはずなのでー。
さて、この屋嘉田潟原は海草類が上等に茂っています。
そして、葉っぱの上に住む小型の巻貝類もたっくさん。
黒いゴマのようなのや白いのや。
葉上動物群集、調べたら面白いはずー。
お、今日のナマコ一発目は、オニイボナマコ。
もちろん、ニセクロやクロもふつうにゴロゴロしてました。
なにか犬の鳴き声がするなーと思ったら、ガイド講座に乱入!2匹!
これなんですか?と参加者が手に取ってMの方に持ってくるものを、
犬たち、餌かなにかもらえるのかと思って匂いを嗅ぎにきたり、違うよーっと手を上げると
飛び上がろうとしたり…君たちちょっとお邪魔っ!
ま、Mの手もぺろぺろなめにきてくれて、かわいかったんですけれどもね。
ペアで見つかったネジマガキ。
こちらはクモガイのまだ角の発達しない若い個体。左のは、角のひだができかかってます。
だんだん日が落ちて、夕日の中の自然観察。
みんな下向いて生き物探してますけど、夕日、とってもきれいですよーっ
さてナマコ。大きい!ハネジナマコです。
岩の裏側に、これも殻がまだでききっていない、若いホシダカラ。
夕日が落ちて、夕焼けから夕闇に…このときの空の色も好き。
このけばけば物体は…アワムシロ。巻貝の殻にヒドロ虫が共生しているんです。
さてここからさらにナマコシリーズ。
まずはフタスジナマコ。たくさんいました。
これは何?…手持ちのどの図鑑にもないでござるよ。
追記:たぶんクリイロナマコ (Actinopyga)?属…肛歯あり。
チズナマコ(と思っているやつ)。
地図というより、滑走路と駐機場だね、と参加者の方。なるほど。
これは…図鑑だと、フタスジナマコの色違い、になるんだけれども、
雰囲気違うよなーぜったい…プロポーションがフタスジじゃないもの。
どっちかといえばチズに近いかなぁ。
というわけで、Mの中でフタスジ・チズナマコの分類問題 (Bohadschia属) は混迷の一途。
色・模様だけでは分けられないのかもしれませんけれどもね。
岩陰の水たまりに、イソギンチャクを2つ背負ったヤドカリが。
ソメン(訂正)カブトヤドカリとベニヒモイソギンチャク、という共生ペアです。
最後は、おぉ、ナマコの天敵!ナマコ食の巻貝登場。
ちょっと、殻口の形を確認しそびれたんですが、たぶんスクミウズラガイ。
で、この写真、ピンが甘いのは水面にピントが合っているからなんですが、
拡大したら気がついた。
おお、ライトに集まって水面をピンピン泳いでいたやつだー。
後でNに聞いてみます?。
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