ちょっと風が強いけれども、お天気の良い日曜日。
子どもたちにとっては、春休み最後の日曜日。
そして、とても潮がよく引く日曜日!
あーまんシアターでもお世話になっているTさんのご家族と一緒に、
恩納村の真栄田岬の礁原を歩きに行きました。
早速見つけた、ツノテツレイシ。
Mはいまだに、ツノテツレイシと?ツノレイシ?と?テツレイシ?と?コオニコブシ?を
間違えます … 脳内メモリー不足!?
目玉模様の ジャノメナマコが、体の上にゼニイシをたくさん乗せてカモフラージュ?
ゼニイシっていうのは有孔虫 … 星砂の親戚ですよー。
キイロイガレイシガイ。岩に張り付いているのをめくったら、写真の貝の右脇にある
小さな穴に、黄色く長?い吻を差し込んでお食事中でした。
ちなみにこの小さい穴は、たぶん岩盤の中に住む穿孔性の二枚貝の水管孔かと。
岩をめくってみたら、にぎやかだった!
左の白いひだひだは、イモガイ類の卵嚢。真ん中にいるのがハナビラダカラ。
右側の緑っぽい方は … イソアワモチの仲間で平べったいタイプ。
これ、裏側の足は細長くて、ひだの部分が大きい。よく見るイソアワモチとは種類が違うはず。
… とまぁ、にぎやかなサンゴ礁。ご夫婦で何やら真剣に観察中。
大人も夢中になれるのって、素敵ですよねー。
大人がちゃんと面白がっていると、子どもたちも興味を持って付いて来るんじゃないかなって
思います。
サメザラガイ、生きてました!鱗状のサメ肌のような、皿貝、という名前です。
テッポウエビの仲間。片手がうんと太くて大きい。磯を歩いて、パチパチ、プチプチと
聞こえるのは、これが出す音です。
Tさんがどうしても見てみたい?と言っていた、ヒラムシを、見つけましたよ!
ヒョウモンヒラムシです。豹紋 … アニマルプリントね。
小さい甲殻類などを食べる肉食動物。
ヒラムシをつかまえてバットに入れたら、子どもたちが「カニも入れてみる!」と
言うので、やってみました。
すると … バットの中をうろうろしていたカニが、ヒラムシの体に触れたとたん
瞬間的にバッと飛びのく!
「こいつヤバい!」と分かるんですね?。すごいです。
岩の下の潮溜まりポイントに来ました。
ここは結構深くて、良い観察ポイント。中は天然の水族館。
潮溜まりの周囲にはサンゴが元気に生えています。 ユビエダハマサンゴ。
こちらは板状になる、シコロサンゴの仲間。
塊状ハマサンゴには、イバラカンザシが住んでいます。色がかわいいね。
イバラカンザシはゴカイの仲間。2つのぐるぐるは鰓冠(さいかん)といって、
呼吸に使う鰓(えら)でありつつ、浮遊物をつかまえて食べる触手の役割をします。
ちょいと触るとすぐに引っ込む、しかも蓋つき。
同じハマサンゴに、フタモチヘビガイも住んでいました。蓋つきの丸い孔です。
これは孔から粘液の糸を回りに伸ばして、それに引っかかった浮遊物をたぐり寄せて食べます。
クモの巣の糸のような感じですね。
さて礁原に戻って、今度はアカイガレイシガイ。黄色地にピンクまだらが美しい。
子どもたちがつかまえてきたクモヒトデの仲間。ヒゲトゲクモヒトデかなぁ?
腕が細長くて、黄色い縦スジにまだら模様、腕も盤も全体にけばけばでした。
こちらはいつものトゲクリイロナマコ。
ニセクロナマコも触手を伸ばして元気にお食事中。
その2に続く?。