潮が引いていて、お天気が荒れないうちに…と
今月の 定点調査 に行ってきました。
Mは、土曜の夜に喉を痛めたのが効いてきて、
だる?い感じが … でも海を歩いている間は元気。
調査担当はN。Mは邪魔にならないように回りでうろうろ生き物探し。
立派なイモガイですね。大型になるクロフモドキ。
イモガイ類の表面が茶色いのは、殻皮をかぶっているから。死んだ貝殻を乾かすと
殻皮はパリパリにはがれてきます。
で、口の部分のアップ。右上を向いた部分の、くるりと巻いたところから毒針を発射。
しかもこれ、にゅーっと伸びます。だから生きたイモガイを持ち歩いてはダメですよ?。
別の種類のイモガイもいました。模様が素敵なアカシマミナシ。
くっきり黄色が美しい キイロダカラ。カーミージーにいるのはいつも色鮮やか。
砂地にシオボラがいました。わりと年取ってるかな。
沖側のコアマモ・ゾーンを見てみると、
まだ花を咲かせているのがありました。黄色いつぶのような部分です。
けっこう花期は長いのかな。
今回はちょっと海草の葉上生物を観察。
イワカワチグサ、触覚の付け根に小さな目玉が見えますかー。
フトコロガイの仲間。これは葉上貝類では大型な方。
キンランカノコ。模様がきれいですよー。
海草の上に、こういうゼリー状のものがたくさん付着しています。
おそらく、貝類の誰かの卵嚢と思われ … よく見ると、中にある薄い白い粒が卵、
そしてはっきりした白い粒は、動いている … ふ化したベリジャー幼生なのかな。
生きた有孔虫も葉上に付いています。これはゼニイシ。
「有孔虫」の名の由来である小さな穴が無数に並んでいるのが見えますね。
ここから糸状の仮足を出して、葉に付着し、またそれにひっかかった浮遊物を捕らえて食べる
という、単細胞の生き物です。
続きはその2にて!