ブログ記事の日にちが前後してしまいましたが、
Mが北部に出かけた日、Nは台風9号と11号の合間を縫って
浦添の?カーミージー定点調査?に行って来ました。
強い波がずっと寄せていたのでしょう、岸の岩盤の上にもだいぶ砂がたまり、
波の力によるリップルマークができていました。
※ちょっと追記訂正入れました。(8/9)
護岸から海側に降りられるように設置されていたコンクリートの段が、崩れています。
やっぱり … かなりの力で波がぶつかったんですね。
護岸の内側も、たたきの部分に溜まっていた泥が一掃されており、
おそらくは波が護岸を越えて泥を流して行ったのではないかと。
護岸を下りた所の岩盤の大部分が、砂をかぶっていました。
でも、ルリマダラシオマネキはちゃんといました!
いつもよりも逃げません … どうやら、巣穴を作り直しているらしい。
大きなミナミイワガニもいました。
海に出てみます。工事現場の近くは相変わらず濁っています。
海底はおおむね砂泥をかぶったようで、いろいろな生き物たちが隠れ家を
掘り直したりしている雰囲気。
フトユビシャコがいました。
クロナマコ。波に流されずにがんばったのかなぁ。
でも、砂地にサンゴ礫が浮き出て、やっぱり少し荒れた感じ。
ヒヅメガニも出歩いていました。
こちらはオニイボナマコ … 2009年の港川小「生き物救出作戦」で
西洲側から移してきた種類で、おそらくはその生き残り。おぉ …
普段は岩陰などに隠れているようなので、たぶん台風の波に洗い出されていたのでしょう。
8/9 追記:
… と思ったけれども、よく考えたら、彼らの移動先は工事現場に囲まれたはず。
そんなに長生きするのかも分からないし … どこか、もともと沖の岩陰にでも住んで
いたのが、台風で流されて来ちゃった可能性もありますね。
台風の影響を感じつつ、定点調査はいつものポイントをたどっていきました。
岩の上には、イボの大きいタイプのイソアワモチ。
普段は海藻に付いているイッカクガニが、岩の下に隠れていました。
これも彼らの台風対策なのかもしれません。
目の間に伸びたとんがりの先に海藻のかけらをぺろっとつけて、
カモフラージュしている … つもり??
海草の陰にはモバウツボが。
ウミガメの食みあともたくさんありました。
真ん中あたりの、海草が短くはげているところです。
この日、わりと生き物が多く見られたんですが、
みんな台風の間はまともなご飯が食べられないので、
波がおさまった隙に、エサ探しに出て来ているのかもしれません。
その2?に続く。