『海のがっこう』総合学習のモデルである浦添市立港川小学校で、

今年も4年生の「カーミージー探検隊」が始まりました。

昨日は地元新聞社の方をお招きして、新聞作りについて教わったばかり

という子どもたち。(その様子も記事になっていましたね!)

 

今日は私達から、海の自然と生き物についてのお話をしました。

さぁみんな、視聴覚室に集まれー!

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今年は担当の先生が入れ替わり、担任の先生方も

「カーミージー探検隊」をやるのは初めて。

でも大丈夫。打ち合わせも下見もばっちりですから!

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事前学習ではいつも、まずMがスライドを見せながらお話をします。

シルエットだけで失礼します?。1kao01.gif

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沖縄の海岸の種類、カーミージーの海の特徴とそこに暮らす生き物たち、

危険生物の話、観察会のマナーなど、内容はもりだくさん。

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別に、話を全部覚える必要はないんです。

今日の話は、カーミージーに興味を持ってもらうための導入。

話を聞きながら、気になったこと、疑問に思ったことを

次の時間に質問してもらいました。

 

良い質問がいくつか出ましたよ。

「カーミージーの岩は、どうやってできたんですか?」

 

そこで、Nが黒板を使って、沖縄の島とサンゴ礁の成り立ち、

過去に島が盛り上がったり沈んだりして、昔のサンゴ礁が琉球石灰岩になったことを

ざっくりと説明。

 

すると、

「琉球石灰岩は、水をきれいにしてくれますか?」

 

おぉー、どこかで水質浄化の話を聞いたことがあるのかな。

その通りですね。降った雨は石灰岩にしみ込んで濾過され、その水は地下水として溜まり、

やがて湧水になって岩の割れ目からしみ出して来たりします。

カーミージーの海岸にも、湧水が出ている場所がいくつもあります。

 

子どもたちから一つ質問が出て、それに答えてあげると、

そこからどんどん連想が広がって、次々に質問が繋がって行くことがあります。

大人顔負けの、本質を突く質問が出ることもあります。

石灰岩の話題が出たのは、これまでで初めてかも。

私達も、実はこの質問コーナーが毎年楽しみなんです。

 

今年は今月末に観察会を行い、来月には調べ学習と発表会。

調べ学習では、またきっとたくさんの質問が出ることでしょう。

 

今年の「カーミージー探検隊」、楽しみにしていますよー。