7日に、Nが那覇市の 漫湖水鳥湿地センター?の木道へ写真を撮りに行きました。

昨年の夏以来、ちゃんと訪れていなかったのですが、

夏の終わりの台風でマングローブの木がずいぶん倒されたらしく。

さらに木道が伸びていたり、伐採も広げてあったりして、

いろいろ様子が変化しています。

 

カニたちは元気でいるかな?

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台風や大雨で、植生が変わったり水路ができちゃったりと、

周りの環境は変化し続けているのですが、

カニたちはとりあえず、元気そう。

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タイワンアシハラガニが、がっちり押し合ってケンカ中。

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こちらはベンケイガニの仲間、フタバカクガニ。タイワンアシハラは肉食性だけれども、

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こちらは雑食?マングローブの落ち葉を拾ってかじっていました。

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ちなみにミナミアシハラガニは草食で、やはり落ち葉をかじるのが好き。

 

ツノメチゴガニがいる。白いハサミをひらっひらっと動かしてくれると、分かる。

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動かないと … 砂粒と見分けがつきません!写真に撮りづらいよ?。

 

真っ赤で目立つのは、ベニシオマネキ。とても泥っぽい場所が好き。

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背中の色は黒かったり青かったり。でもハサミはいつも真っ赤っか。

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ベニシオマネキのメス。この個体は本当に真っ赤っか!

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ヤエヤマシオマネキも泥場が好き。長いハサミの下側がオレンジ色。

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ヤエヤマの大きいオスが、小さいオスを威嚇中。

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長く真っ白なハサミを持つのは、オキナワハクセンシオマネキ。

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「ハクセン」は白線ではなく白扇。白い扇を振るように見えたんですね。

これはマングローブ林内よりも、少し開けた場所が好き。

 

お、近年沖縄本島でも見かけるようになった、シモフリシオマネキ。

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本来は石垣島以南の南方種なのに、すっかり漫湖にも定着した模様。

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甲羅が横長で、小さな水玉模様。足は縞々です。 なぜかあんまり動かない。

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あっこれは …!ヤエヤマシオマネキよりもハサミがずんぐりと短くて、

オレンジ色が鮮やかな、リュウキュウシオマネキ。

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眼もちょっと太短い感じ? これも石垣島以南の分布だったはず。

沖縄本島ではこれまでほとんど見かけませんでした。

近年、南方系の種類がどんどん北上して分布を広げているようです。

 

アミメノコギリガザミもいました。まだ小さい。

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ハサミは非常に強力なので、触ったらとても危ないですよ!

気が強いので飛びかかってきます。

身は美味しいけど。

 

カニ以外の生きもの編に、続く。