その1その2の続きです。

最後の見学はO社。産業廃棄物、特に建築廃材の中間処理をしています。

20151120_21

 

建築の解体現場って、ありとあらゆるものがごみになって出そうですね。

そう、それを、分別しています!

20151120_22

 

木くずは県内のセメント工場へ。燃料として燃やされ、焼却灰はセメント原料へ。

20151120_23

 

石膏ボードは濡れていないか、プラなどが混ざっていないか確認し、

薄皮のように貼り付いている紙と石膏を分けていく。これもセメント原料になります。

20151120_24

 

プラスチックも種類ごとに分ければ、再生プラの原料として使えます。

この機械に発泡スチロールを入れると、下から圧縮した固まりになって出て来る!

20151120_25

 

発泡スチロールのインゴット。カチカチでした。

20151120_26

 

ビニールのプチプチ包装材も、それだけでまとめます。

20151120_27

 

これはウレタン素材のかたまり。

20151120_28

 

とにかく、ここでもひたすら分別。

素材別に分けられたプラスチック類は、再生原料として中国へ輸出されるそうです。

きちんと分ければ、それはごみではなく資源。

分別する技術と品質の維持、さらに、その利用先を探しつなげていく仕組みづくり。

会社の方のお話を伺って、この仕事に自信と誇りを持っていらっしゃることが

感じられたと同時に、ごみ問題をなんとかしたいという思いも伝わりました。

 

ごみをへらそう、リサイクルをしよう、無駄をなくそう、なんて口では言うけれど、

実際にごみ処理やリサイクルがどれだけ大変なのか、どんな作業になっているのか、

本当にいろいろ考えさせられる一日でした。

 

うん、やっぱり大人こそ、一度は自分の地域のごみ処理施設を見て、

もう少しごみに意識を配るようになったらいいなと思います。

大人の社会科見学、みなさんもどうですか? けっこう面白いですよ。