ヤドカリに近い仲間
左は、イソカニダマシ? Petrolisthes japonicus?
右は、ケブカカニダマシ Petrolisthes pubescens。
ミナミスナホリガニ Hippa adactyla
第1胸脚指節は扁平。
スナホリガニ Hippa pacifica
第1胸脚指節は棒状。
海の水中に暮らすヤドカリ類
左は、イモガイヨコバサミの仲間 Clibanarius sp.。
右は、ツメナガヨコバサミ Clibanarius longitarsus。
ツメナガヨコバサミは汽水域に生息し、胸脚は前節(先から2番目の節)より指節(先端の節)が長い。
左は、マダラヨコバサミ Clibanarius humilis。
右は、スベスベサンゴヤドカリ Calcinus laevimanus。
マダラヨコバサミは集団で生活し、潮だまりが干上がるとヤドカリ山を作る。
スベスベサンゴヤドカリは、白くて大きい鉗脚外面と、青い眼が特徴。
カブトヤドカリ Dardanus deformis
眼は緑で、眼柄に茶色の横縞がある。宿貝にベニヒモイソギンチャクを乗せている。
左は、ヒラテヤドカリ Dardanus scutellatus。
右は、アオボシヤドカリ Dardanus guttatus。
ヒラテヤドカリの眼柄は白く、白い触角には細い黒線。歩脚の腕節背面に茶色斑がある。
アオボシヤドカリの体はとても平たく、胸脚の腕節背面には青色斑がある。
陸上で暮らすオカヤドカリ類(国指定天然記念物)
現状変更(捕まえたり触ったり等)は、法的に禁じられています。
ムラサキオカヤドカリ Coenobita purpureus
1cmほどの小型個体は色も薄く、ナキオカヤドカリに似ています。
大型化すると、名前の通り紫色になります。
ナキオカヤドカリ Coenobita rugosus
ムラサキオカヤドカリに似ていますが、眼柄の下面の黒い斑点を涙に見立ててこの名前がある。
(左の写真撮影は、天然記念物調査のために特別な採捕許可を得てあります。)
普段は波打ち際に近い場所で暮らしています。貝殻交換が始まると、順番待ちの長い列ができることも。
オカヤドカリ Coenobita cavipes
普段は内陸に棲む大形種です。鉗脚は丸く膨らみ、ハサミの先が白いのが特徴。
オカヤドカリ類の生態については、次のページをご覧下さい。